プログラマーになったきっかけ

なんでプログラマーになったのか?と聞かれたら即答できるくらいの明確なきっかけがある。中1の頃、友達の家に遊びに行った時にあったPC8801がきっかけでした。当時はみんな初代ファミコンに夢中だったのですが、その友達の家にはNEC PC8801が置かれていて、何を始めたかというと、光栄の「信長の野望」でした。

ファミコンは、シューティングかアクションばかりで、子供ながらもなんかチープ感があって自分はのめり込むことができなかったけれど、信長の野望は別格。歴史シミュレーションというカテゴリがとても斬新で、これもゲームなんだ・・と。その後三国志にハマったことは言うまでもない。そしていつかこんな夢中になれるゲームが作りたいと思いました。

その頃、またもたまたまPCを持っていた友達がいて、その子が中古で売ってくれるというので手持ちの貯金全て使って売ってもらいました。それがEPSON PC386 STD、ググってみると定価598,000円もするんですね。これを確か5万くらいで売ってもらった気がします。10万だったかな、もう覚えていません。こう考えると、自分を取り巻く環境にはPCが存在して、そっちの世界?に進まざる得ない状況になっていたのかもしれない。

勘違いされたくないのはたまたま友達が少し裕福だった気がしますが、自分は母子家庭で育った身で、金銭面では我慢することが多かったです。子供の自分も割と冷静だったので仕方ない仕方ないで深く考えないようにしていました。当時からマイペースが・・。

PC386を得た私は、当時のプログラムといえばBASICだったので簡単なプログラムやゲームコードを書いていた気がします。もちろん信長も三国志も大戦略もやっていました。考えてやるゲームがとにかく好きだったかもしれない。

それともう一つ、自分は人とのコミュニケーションが苦手だったので、人と接しない仕事をしたいというのもプログラマーになる理由にありました。実際社会人になってからはコミュニケーションなしにはできないことに気づく。社会人になる前の就活では、もちろん、というか一応光栄にはエントリーしたのですが、面接に行くまでのお金もなかったので書類審査は通ったものの面接には進みませんでした。結果論ですが、行かなくて良かったかもしれない、でもってゲームプログラマーになっていません。

とまー、きっかけはこんな感じ。